WORLD VIEW

かつてある政府は、深刻な経済破綻と環境悪化に伴い、管理不能なほど増加した罪人らを
“秩序維持”の名目で廃都を壁で囲い隔離収容し、監獄都市とした。

しかしそれは表向きにすぎない。
実際には、体制にとって“都合の悪い存在”もまた密かに封じ込められていた。

この監獄都市には管理体制も規則も
一切存在しない。

そのため、片道切符と知りながら自ら足を踏み入れる者もいた。
異端の研究者、危険思想家、淘汰され居場所を失った者たち。

閉ざされた無法地帯は淘汰と争いを経て、やがて歪な秩序を生み、
独自に発展していった。

ある日、監獄都市に流星物質が落下する。
それは蒼き星に存在しない未知を宿していた。
偶然か、あるいは必然か
この出来事が人類の系譜を決定的に歪める。

さらに時は流れ、かつての蒼き星は環境悪化に沈み捨てられた。
上流層は宇宙人工居住区へ、中流層は地下居住区へ移住する。

だが、誰も気づいていなかった。

地表に取り残された監獄都市で、劣悪な環境に適応し進化を遂げた彼らが、
すでに私たちの知る人間ではないということに。


突如落下してきた、未知の流星物質から発見された共鳴振動石。

適合者にのみ反応を示すこの不可解な鉱石を特殊精製することで、
物理破壊を拒絶する規格外の硬度と、圧倒的破壊力を内包する超振動を併せ持つ、
既存の物理常識に反逆する特異合金が誕生した。

その名は――
「Rebelium」

そして今。

正体不明のストリートアーティストによって、その名は金属を越えた。

運命に抗うこと。
この監獄都市で成り上がること。
姿、形を変えてでも生き抜くこと。


それらすべての反逆が――
「ReBELiUM」


正体不明でありながら、監獄都市で絶大な支持と影響力を持つストリートアーティスト。

その姿を見た者はほとんどいない。
断片的な目撃証言と不確かな噂だけが街を巡り、
語られるたびにその姿は揺らぎ、曖昧な輪郭へと変わっていった。

やがて人々は、実体の見えないその存在に、
噂をもとに仮面を纏う小さな悪魔という像を見出していく。


そのキャラクターは――
「ReBELiUM」というスラングと共に、
都市に深く根を張り、異様な支持を集め続けている。